どこの場所に住宅を買えばいいのか、居住地域の選び方を考えてみよう

2020.11.10

どういった場所に住宅を購入するのかによって、金額や便利さは大きく変わってくるので、納得のいく場所を選ぶためにも居住地域の選び方を知っておくことが大切です。マイホームを購入するということは、その場所にずっと住んでいくことになるので、これを踏まえた上で満足度の高い居住地域が選べるようにしておきましょう。

どのようなエリアにするのかということも大切であり、エリアごとに公共交通機関や病院、市役所や郵便局、スーパーやドラッグストアなどの利用しやすさが違ってきます。現在のライフスタイルだけではなく、子供が生まれた場合や子供が進学した場合など、将来のことまで考えて将来設計に合った場所を選ぶことが大切です。なるべく便利な場所に住みたいと思う人が多いはずですが、全ての条件を満たすことは難しいので、車を購入する予定がないので公共交通機関の利便性を最も重視するなど、優先順位を決めておくとよいでしょう。エリアによって治安のよさや子供の育てやすさ、高齢者の生活しやすさなどが違っているので、あらかじめ特徴を確認しておくとよいです。

エリアごとに用途地域が異なっていることにも注意が必要であり、用途地域の種類で建ぺい率が変わってくることを知っておかなければなりません。建ぺい率が低いと隣地との間隔が広いのでゆったりと家を建てることができますが、広い家を建てたい場合には向いていないので注意が必要です。用途地域によってはかなり建ぺい率が低く設定されていることがあるので、希望する大きさの家を建てることができるかどうか調べておくことが大事です。建てられる家の大きさは建ぺい率や容積率で左右されますが、計算を間違えてしまうと想定していたより小さな家になる恐れがあるので、専門家に計算してもらうことがおすすめです。

周辺環境や用途地域で金額が大きく違っている点にも注意が必要であり、選び方を変えると価格が高くなったり抑えられたりすることを知っておきましょう。生活に便利な場所や住宅を建てるために優れている地域は金額が高くなりやすい傾向があるので、理想を全て叶えようとすると予算オーバーになってしまう可能性があります。居住地域を選ぶ際に何を重視したいのか優先順位を決めておくと、予算の範囲内で土地を購入しやすくなるでしょう。家を建てる場所を探す前には、家族の中で居住地域についての優先順位を話し合っておくと、不満が起こりにくい場所を選ぶことができるようになります。