注文住宅の注目すべき箇所について説明する女性

土地を見学する際に押さえておきたいポイント

土地を整備する様子注文住宅を建てるためには土地が必要ですが、見学を行うことで様々なポイントをチェックしてから購入するかどうか決める人が多いと言えます。広さや形状、立地だけで決めてしまうのではなく、選ぶときに押さえておくべきポイントはたくさんあることを知っておきましょう。確認するべき内容を事前に把握しておくことができれば、重要なポイントを見逃してしまって購入してから後悔するようなトラブルを防ぐことができます。

まず、都市計画区域内に注文住宅を建てる予定であれば、原則として幅員4mの建築基準法上の道路に2m以上設置した土地でなければならないというルールがあることを理解しておくことが大切です。これは接道義務と言われるものですが、都市計画区域内で家づくりを行うときには、必ず守らなければならない決まりだと言えます。これを知らずに購入したとき、敷地に接している道路の幅が4mに満たなければ、道路の中心線から2m敷地の縁を後退させる必要があるので、当初予定していたよりも小さな家を建てることになるはずです。

隣接地との状況をきちんと確認しておくことも大切であり、境界がハッキリとしているか、適切な杭が打たれているか、高低差がないかなどをチェックしておきましょう。もしも、隣接地と高低差がある場合は土留めが行われているかどうかが重要なので、適正に行われているか調べておくとよいです。高いほうの土地に住む人が高低差の解消を行う必要があるので、隣接地より高い場所にある土地を選んでしまうと自分たちで高低差の解消を行わなければならないので注意しておきましょう。

地盤がしっかりとしているかどうかも重要なポイントであり、地盤が悪ければ地盤改良工事を行うことによって土地を整備することになります。土地の価格だけではなく、地盤改良工事にも費用が必要となってしまうので、初めから整備する必要がない土地を選ぶことで費用が抑えられることを知っておくとよいです。過去にその場所が田んぼや川、山であった場合は地盤の脆弱性が疑われるので、こういった土地を選ばないようにすることも大切だと言えます。

注文住宅を建てる土地を探すときには、立地や広さ、形状なども重要だと言えますが、接道義務や隣接地との高低差、整備が必要かどうかなども重要です。見学を行う際にこれらの点をしっかりと確認しておくことができれば、購入してから買わなければよかったと後悔してしまうリスクを避けられます。

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